僕は猫を抱いて、寝正月にすることにします
イヤイヤダンスの事
去年の・・・今頃でしょうか・・
佐藤総監督から「適当でいいので、ふたごに何か踊りを踊らせてください」と、
シナリオ、演出陣に指示が来ました
言うまでもなく、イヤイヤダンスの事です
何の為のダンスなんですか?と聞くと「お母さんに、ほら!後かたづけしなさい!って子供が言われた時、イヤイヤ〜ンって踊って、お母さんに怒られる・・その為だけのダンス(w」という答えでしたw
早い話がクレヨンしんちゃんの「なぁ、みさえ〜」とか「ぞ〜さん」とかと同じレベルで、子供に浸透させるのが目的なんだと、すぐ理解できました
しかし、僕にはそれだけではなく、以前佐藤さんが話してくれていた「ケロロの踊り」の事を実践するのだな・・と思えました
ケロロ軍曹のまだ10話〜15話ぐらいが放送されていた時のこと
佐藤さんが自分の娘さんに「今日のケロロ、どこが面白かった?」と聞くと、画面はじで無意味に踊っているケロロだったんだそうです
物語の展開も、ギャグにも興味を示さずに、ただ、その踊っているケロロだけ・・
もちろんその踊りに意味はなくて、たぶんお遊びでちょっと踊らせただけだったのでしょう
子供は、こちらが意図した物とは全然別の事に反応するんですね
「子供ってそういうもんなんだよねぇ〜」としみじみ語っておられました
しかし、それで終わらないのが凄いところです
子供は大人とは全く違う見方をします
ただ、それを「子供には何が受けるのかわからないからね・・」と言ってしまうのは簡単で、僕らはそれではいけないのだということなんですね
可能な限り、子供に受ける要素を入れて、常に狙っていかなければ、プロとは言えないのではないでしょうか?
あれだけのヒット作を連発しながら、常に次は何で狙っていくか考えていて・・注意深く観察し、実践していく・・
本当に頭が下がる思いがします
さて、皆さん、今年はお付き合い頂いて、本当に有り難うございました
来年もぼちぼちと更新していきますので、よろしくお願い致します
よいお年を
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